こんにちは。
オンラインヨガ「Aimani YOGA」
インストラクターのMinaです。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
このブログの中で、
時折ヨガ哲学に触れながらヨガの本質を深めていく記事もアップしていきたいと思っています。
自分の「心」と向き合い、
日常生活の中で自分を見つめるきっかけにしていただければ嬉しいです。
ヨガには8つの段階があり、皆さんがご存知のヨガのポーズはその3段階目にあたります。
最も基礎となる部分の1段階目には禁戒(してはならないこと)、2段階目に歓戒(したほうがよいこと)があります。
一見難しそうに聞こえますが、私たちが子どもの頃に親や周りの人から教えられた道徳と同じようなものです。
しかし、ただ道徳的規律としてだけでなく、それを常日頃心がけることで、『自分を知る』きっかけになるのです。
今日は歓戒の中の『知足』(サントーシャ)についてお話したいと思います。
『知足』とは「足るを知る」、つまり今あるものに目を向ける、ということです。
欲というのはきりがありません。
他の人を羨ましく思ったり。
あれが欲しい、
けれどあれを手に入れたらこれも欲しくなる。
欲求はごく自然なものですし、望みを持つことは素晴らしいことです。
ただし自分には「ない」という意識でいると、ないものねだりの繰り返しで、
「自分の外側にある何か」でそれを埋めようとし続けてしまいます。。
と感じたら・・・
「自分が持っているもの」「自分にあるもの」に目を向けてみましょう。
私は以前、冬の寒い時期に一日中、
野外のイベントの仕事をしたことがあります。
その日はずっと冷たい風が吹いていて、身体はブルブル震え、芯まで冷えてしまいました。
あまりにも寒いので、代わりばんこに荷物を入れてきたダンボール箱に入り、寒さを凌ぎました。
そのとき初めて、ダンボール箱がこんなに暖かいものだと知りました。
そして仕事を終えて家に帰ったとき、つくづく思いました。
- 雨風をしのぐ家がある!
- ストーブもある!
- お風呂もある!
私はなんて幸せなんだろうと。
周りの状況は変わらなくても、
自分の視点が変わるだけで「当たり前」が「有難い」に変わります。
「有難い」がいっぱい見つけられれば、
感謝の気持ちで心が満たされていきます。
自分の周りにあるものをもう一度見つめなおしてみてはいかかでしょうか。